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インプラントで老後を快適に過ごしたいという方へ、そのメリットとデメリット
「歯を失った時に、入れ歯やブリッジの治療はいまいち抵抗がある。」
「老後も好きなものを食べて、見た目を気にせず笑って過ごしたい。」
そうお考えの方にインプラントはおすすめです。
しかし、年齢を重ねるとインプラント治療をしてもいいのか、ご不安な方も多いのではないでしょうか。
今回は老後のインプラント治療のメリット、デメリットを解説します。
60歳以上でインプラント治療をするメリットとは
- 健康維持につながる
インプラントは天然歯のような噛み心地が得られます。良く噛んで食べることは、胃腸に負担をかけずに消化でき、脳を活性化させる刺激にもなります。
噛む力は心身の健康を保つために良い影響を与えるのです。
- 認知症になるリスクが低減
歯を失ったままにしていると認知症のリスクが高まることから、認知症は噛む動きや回数と関係があるといわれています。
歯を失った場合、入れ歯やブリッジなど他の方法で補うこともできますが、噛む力や機能が高いのがインプラントです。そのため、老後の健康維持にはインプラントがおすすめです。
- 会話を楽しめる
歯を失うと良く噛めないだけではなく、空気が抜けて発音がしにくかったり、相手に聞き取ってもらえなかったりすることがあります。また、歯が抜けたままや、入れ歯にすると見た目を気にしてあまりおしゃべりをしたくないという方もいます。その点、インプラントは自分の歯のように自然な見た目で話しやすく会話もいつも通り楽しむことができます。
- 若々しい印象を持たれる
歯を失ってもインプラントなら自然な色調で自分の歯のように見えるため、若々しい印象を持たれます。入れ歯やブリッジは見た目を考えると抵抗があって治療に踏み出せなかったという方は、インプラントなら心配ないでしょう。
60歳以上でインプラント治療をするデメリットとは
- 細菌感染のリスクがある
インプラント治療で心配なのは治療の際に感染を起こしてしまうことです。インプラントは治療で外科手術を行うため、細菌感染のリスクが伴います。年齢が高くなると免疫力の低下から感染する可能性が高くなってしまうのです。
- インプラントと骨がくっつきにくい
年齢を重ねて免疫力が低下していると、インプラントと周りの組織が結合しにくく、インプラントが安定しません。
- 体力がないと手術できない
インプラント手術は外科手術ですので、それに耐えられる体力が必要です。出来るだけ、健康で体力があるうちに手術することをおすすめします。
老後にインプラント治療を受ける場合の注意点
- 毎日のお手入れ
インプラントにすると虫歯にはならない、と安心している方もいらっしゃるのではないでしょうか。インプラントは人工物で出来ているので、虫歯になる心配はありません。しかし、毎日の歯磨きやケアは大事になってきます。インプラントと歯茎の隙間に食べ残しやプラークが溜まるとインプラント周囲炎になります。インプラント周囲炎は歯周病のような疾患で、インプラントを支えている土台となる骨が溶けてくる疾患です。そうなると、せっかく治療したインプラントを抜かなくてはいけない可能性が出てきますそうならないためにも、インプラント治療後も歯ブラシや清掃補助器具を使った日々のケア、そして定期検診やメンテナンスが重要となってきます。
- 顎の骨が少ない場合
年齢を重ねると、歯の土台となる部分の骨が減っている場合があります。歯を失った部分の骨が少ないとインプラントを埋入することができないため、骨を造成するための治療が必要となります。そのためには専門的な技術が必要となり、治療できる歯科医院、歯科医が限られます。インプラント治療を考えるときには、インプラントの専門性が高い歯科医院を選ぶと良いでしょう。
- 持病に対するリスク
インプラント治療は外科手術のため、持病があると治療へのリスクが高まる可能性があります。そもそも、持病があると治療をしてもらえない場合もあります。注意が必要な持病がある場合は、かかりつけの医師との連携が必要となります。インプラント治療を行う際は持病について歯科医師、かかりつけ医どちらにも相談すると良いでしょう。
まとめ
インプラントは天然歯のような見た目、噛み心地で、歯を失っても老後を若々しく楽しみたいという方にはおすすめの治療方法です。しかし、メリットだけではなくデメリットも存在します。また、治療後も毎日のケアや歯科医院でのメンテナンスが必要となります。インプラント治療を行いたいという場合はお一人おひとりに合った治療方法を当院でご提案いたします。どうぞお気軽にご相談ください。